小さい頃娘が夢遊病でした。
お腹にいた頃体動を感じ初めて2週間後くらいにありえない力で足型が外からわかるくらいお腹を蹴りながら逆子になった娘。幼少期も活発でめちゃくちゃパワフル。オンオフのはっきりしてる娘でした。3人年子で産まれているので、公園で遊んだりお昼寝時間などリズムが一緒なので、私までがお昼寝時間についうとうと眠ってしまう事もよくありました。そんなお昼寝中に玄関の扉が空いた気がして、ふと目が覚めたのですが気のせいかな？と思う事が数回ありました。
ある日、また扉の音がしたけれどやっぱり何もなくて、また気のせいかな？くらいに思っていたら、同じマンションのママ友さんから連絡があり、うちの娘が信号渡ろうとしてて名前呼んだら泣きながら家の方に走って戻ったけど帰ってる？と言う内容でした。
まだ1人で外に出た事もなければ、信号なんて絶対1人で渡れない。本当にびっくりして娘を見ましたがスヤスヤ寝ています。起きて聞いてみますが、まだ3、4歳ですのでよくわかっていませんでした。
この頃から気をつけてはいたものの、落ち着いてるようでしたし私が朝の新聞配達を始めたので夜8時には眠るようになっていました。数年経ち、娘が小学1年性の頃です。近所のママ友さんから昨晩うちの娘を見たと言う連絡がありました。自転車に乗り、バットとグローブを持っていつもいく広場の方に向かっていってたけど、夜10時前やのになんかしてたの？って話でした。
もうその時間はみんな寝ているし、絶対ありえない。娘に聞いてみる、とお礼を伝えました。帰宅した娘に聞きましたが、行ってない！と。でも具体的に話をしていると、どんどん思い出し「行ったかも知れん！行ったけどな、誰もおらんかったから帰ってきてん」との事。野球の練習をするためにいつもの場所に行く夢を見ていたようで、実際眠った状態で自転車に乗り、信号まで渡って暗い貨物線の高架下まで行ったそうです。
母親としてそんな危険な目に合わせてしまった事に心からの反省とショック。無事で良かったけれどそうそう毎回無事かどうかなんてわからない。これからどうしたらいいか、対策を考えました。
私は寝ない！
配達もあるので早く寝たいところでしたが、もう2度と危険な目に合わせたくないので、しばらく観察する事にしました。すると娘の行動パターンが見えてきました。就寝後2時間以内に夢遊している傾向があったんです。小学生とはいえ学年1、2位の足の速さを持つ娘、起きてから玄関まで飛び出すスピードが異常な程速い。それ夢見ながら走るスピードちゃうやん！って勢いで…笑
どこ行くん！って抱きついて止めますが、全力で振り切り「学校行くねん！」と言いながら飛び出し、マンションの階段でやっと止められた事もあります。でもこの経緯を朝私が説明しないと思い出さない。話をするとゆっくり思い出し、あーほんまや！夢でな、学校行かなあかんかってん！みたいな話になります。私も不安でしたが、娘も相当不安だったようで、眠る前に鍵をかけてあるか毎回確認していました。でも夢遊してても自分で鍵開けちゃうんですけどね。
中学生に入る頃には症状がでなくなってはいましたが（多分）もし今夢遊されても私が引き止められないくらい縦にも横にも成長しちゃいました^ ^
そうそう、寝ないで観察していた頃、もう1人の娘も寝ぼけてキッチンをトイレと勘違いしてしちゃったんですよね笑 これは今でも笑い話のネタになっています。。
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